ブログやツイッターやフェイスブックで「名言」を
シェアしたことあるあなたも
シェアしないことないあなたも
こんにちは。
ジムの入り口でスーパーのポイントカードを2度も出し杉田です。
1週間お疲れさまでした!
ブログやツイッターやフェイスブックを見ていると、アスリートだとか、企業の代表だとか、何か一流の仕事をしている人とかの「名言」がシェアされていることってありますよね。
そういう一流の仕事をしている人たちの「名言」て、
「今に満足してはいけない!」
「自分に限界はない!」
「絶対にあきらめない!」
みたいな、「意識を高く持て!」のような前向きなメッセージが多いじゃないですか。
でも私、「そういう名言をいつもシェアしている人」を見ていると、
「そういうスゴイ人たちの言葉よりも、となりのおじさんとかの言葉の方が役に立つのかもしれないのになぁ」
なんて思ってしまうことがあるんですよ。(笑)
あ、コレ何をお伝えしたいのかというとですね、
「人は『意識的に』意識を高く持とうとすると、本当にレベルアップするのか?」
「『意識的に』意識を高く持とうとしている人の方が、意識を高く持とうとしていない人より、本当にレベルアップする率が高いのか?」
って疑問なんです。
というのは、本人は別に意識を高く持とうとすることもなく、淡々とやっているだけなのに、着実にレベルアップしている人とかいますよね。
でも一方で、自己啓発的なこと大スキで、いつも「意識を高く持たなきゃ!」とか思っているのに、全然レベルアップしていないどころか、結局何もしていない人っていますよね。
となると、
「『意識的に』意識を高く持とうとすること自体に意味あるのかな」
なんて思っちゃうんですよ。
『意識的に』意識を高く持とうが、持ちまいが、レベルアップする人はするし、しない人はしない気がするんです。
「意識を高く持つこと」とは関係のないところでレベルアップって起きるような気がするんだな。
あ、でもだからといって、私は「意識を高く持て!」のような名言を否定しているわけじゃなくて、
ただそういう名言は、「人を選ぶ」というか、
「自分に限界を作らないほうがうまくいく人」と、
「自分の限界を知ったほうがうまくいく人」って
それぞれいると思うんですよ。
あ、この「自分の限界を知ったほうがうまくいく人」って、わかりやすくいえば、いつもこのブログの中でお話している
「レベル1なのに、レベル10の洞窟へ行く人」
のことです。
(「レベル1なのに、レベル10の洞窟へ行く人」についてはコチラからどうぞ)
この「レベル1なのに、レベル10の洞窟へ行く人」というのは、
「意識を高く持とうとする」がゆえに、「自分にできない」課題・目標を設定して、逆にうまくいかなくなっていると思うんですね。
もしそんな人が、「意識を高く持て!」のような前向きな「名言」を座右の銘にして、
「そうだよね。限界なんてないんだよね!洞窟にだって挑戦し続ければ、いつかクリアできる!絶対あきらめない!」
なんてヘンな希望を持ってしまったら、ちょっと厳しいですよね。
なので、そういう人は、むしろ「意識を高く持て!」のような前向きな「名言」ではなく、
「地に足をつけろ。自分の限界を知れ」的な「となりのおじさん」が言うような言葉
のほうが役に立つような気がするんですよ。
あ、そうそう、そんな人には、「となりのおじさん」じゃないですけど、日本人なら誰でも知っている、この方の名言なんていかがでしょうか。
俺は、絶対落ち込まないのよ。
落ち込む人っていうのは、自分のこと過大評価しすぎやねん。
過大評価しているからうまくいかなくて落ち込むのよ。
人間なんて、今日できたこと・やったことがすべてやねん。
(明石家さんま)
さすが、さんま師匠、わかりやすいなぁ。(笑)
このさんま師匠の言わんとすることは、
「YOU 早くダメだって気づいちゃいなよ!」
ってことだと思うんですよね。(笑)
このさんま師匠の「名言」を私のツイッターのつぶやきで説明すると、こんな感じになるんでしょうか。
「あの時、もう少し私が○○だったら、うまくいったのに」と悩んでいる人は、「あの時、織田信長が本能寺にいなかったら」と同じ話をしています。そんな話は存在しません。「自分はこんなはずじゃない!」と思いたくても、いつだって私たちは「こんなはずの自分」なんです。
— 杉田隆史 - 心理セラピスト(悩んでいない人の悩み相談) (@takashisugita) January 25, 2021
「現実の自分」以外の自分は存在しないので、「ありのままの自分」というのは、「今の自分」のこと。ということは、人はもうすでに「ありのままの自分」なのだ。「ありのままの自分は, もっと他にある」と思っていること自体が、「ありのままの自分」の否定になっている。
— 杉田隆史 - 心理セラピスト(悩んでいない人の悩み相談) (@takashisugita) May 12, 2020
「いつもダメだ」と言って落ち込んでいる人は、自分を過大評価しすぎて、いつも「自分にできないこと」をやろうとしているんですね。
でもそのことに「自分で気付いていない」。
でもそういう「できない自分」を認められれば、(自分がレベル10じゃなく、レベル1だと認められれば)
それにふさわしい打ち手もわかりますから(洞窟に行くのではなく、スライムを倒す)、レベルアップできるんですよね。
でも「レベル1なのに、レベル10の洞窟へ行く人」が、
「今に満足してはいけない!」
「自分に限界はない!」
「絶対にあきらめない!」
のような前向きな「名言」を座右の銘にしていたら、いつまでもたっても洞窟をあきらめることができず、逆にレベルアップできないと思うんですよ。
ということで、今のあなたは
「自分に限界はない!」のような、一流の仕事をしている人たちの名言
or
「自分の限界を知れ!」のような、となりのおじさんの名言
どちらのタイプの「名言」を座右の銘にしたほうがレベルアップできるでしょうか?
それでは今回はココまでにします。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!