思った通りに1日がいかないと、
すぐに自己嫌悪におちいるあなたも
あまり自己嫌悪におちらないあなたも
こんにちは。
「リラックマ」グッズを見るとこっそり動かして遊びたくなり杉田です。
1週間お疲れさまでした!
さてさて今回は、悩んでいる人が大スキな(笑)、「自己嫌悪」の話です。
そんなこと言いつつも、私も昔、「自己嫌悪」、とても愛してたなぁ。(笑)
「自己嫌悪」がない人なんて、ダメな人間だと思っていましたもん。
なので、今回のブログの内容は、ちょっと抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんが、
ある種の「自己嫌悪」に対する1つの見方ということで、「フ~ン」くらいに、軽く受け流していただければと思います。
え~と、前にも、このブログの中で書いていると思うんですけど、
「悩んでいる」って、
(意識では)~したいのに (無意識では)~できない
or
(意識では)~したくないのに (無意識では)~してしまう
っていう状態のことなんですね。
わかりやすい例で言うと、
「家で資格試験の勉強したいのに、できない」とか、
「不倫をしたくないのに、してしまう」とかいう状態のこと。
でも、そんな自分の頭ではわかっているのに、体がついてこない状態って、繰り返すと落ち込みますよね。
「あぁ、今日もやっちゃった。私ってなんてダメなんだろう・・・」なんて。
こういうのが、いわゆる、「自己嫌悪」っていうヤツですよね。
で、そういう「自己嫌悪」するって、日本人の美徳というか、一見「謙虚な態度」に思えるじゃないですか。反省の雰囲気出てるし。(笑)
「自己嫌悪」しない人より、する人の方が、ずっとマシな人間のような気がする。
でも前から思っていたんですけど、「自己嫌悪」って、実は「ズルイ」んじゃないかって思うんですよ。
それを先ほどの例を挙げてご説明すると、
「不倫をしたくないのに、してしまう」って、いくら言い訳しようと、現実って、ズバリ、「不倫している自分」なんですよね。
でもそれで悩んでいるってことは、そんな自分を認めてないっていうか、本当の自分は、「不倫しない、マジメな自分」って思いたいわけですよ。
ということは、「自己嫌悪」するって、どういうことかというと、実は「両方取り」しているんじゃないかと思うんです。
現実では、しっかり不倫しておきながら、「本当の自分は不倫するような人間じゃないよね、マジメな自分だよね」って思うことで、同時に「自分に希望も持つ」ことができる。
先ほどのもう1つの例の、「家で資格試験の勉強したいのに、できない」も同様で、現実では、しっかり勉強をサボっておきながら、本当の自分は、「勉強する自分だ」って思いたい、
そんな相矛盾した状態をつなぐのが、「自己嫌悪」というわけです。
やりたいことやって、自分に希望も持てて、まさに「両方取り」ですよね。(笑)
自己嫌悪は、やることをやらないで「楽する自分でいること」と、でも本当の私は、そんな私じゃないよねって、「自分に希望を持つこと」の「両方取り」をしています。両方取りは、おいしいので、やめられないです。
— 杉田隆史 - 心理セラピスト(悩んでいない人の悩み相談) (@takashisugita) March 8, 2020
そうなると「自己嫌悪」って、むしろ、「自分で自分を許して、ガス抜きしている」ような気がしませんか?
それって「反省」とは逆のような。
うん、そうやって考えれば考えるほど、「自己嫌悪」って、なんかズルイよなぁ。
で、今回何をお伝えしたいのかというと、
決して「自己嫌悪」している人に対して、「ヤーイ!ヤーイ!」とか言いたいわけじゃなくて、「自己嫌悪しない方がいい時」ってあるんですよ。
それがどういうことかというと、
「自己嫌悪」が上手く機能して、短期間のうちに、やりたいことができるようになったり、やめたいことが、やめられるようになればいいんですけど、
そうじゃなくて、いつまでも悪い状態を続けてしまう時は、
「自己嫌悪することが、かえって悪いスパイラルを強化している」
ってことがあるんですね。
そういう時はむしろ、「自己嫌悪」しない方がいいですよ。
でも日頃のセラピーのセッションを通じて思うんですけど、マジメな人ほど自己嫌悪しちゃ人が多いなぁって。
だから今回のブログは、そんなマジメな人でも、「自己嫌悪」した時、
「アレ? オレ、両方取り? ズルくね?」(若者風)
って思えて、「自己嫌悪」するのがバカらしくなるようになったらなぁって。
今回はココまでにします。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました!
また次回お会いしましょう!