「やりたいことが見つかるヒント」を、
知りたいあなたも
知りたくないあなたも
こんにちは。
松屋の自販機の使い方がわからな杉田です。
1週間お疲れさまでした!
えーと、何度も言っていることですが、このブログは、「何がしたいかわらからない」と検索されることが多いので、セラピーでも、「やりたいことを見つけたい」っていうご相談て多いんですね。
なので、私、この仕事をはじめて以来、
「どうしたらやりたいことが見つかるか?」
ってことは、ずっと考えてきたんですけど、
「何がしたいかわらからない」という相談を受ければ受けるほど、人それぞれ、いろいろなケースがあることがわかってきて、
「こうしたらやりたいことが見つかる!」みたいな安直なことは言えないなって思うようになったんです。
「やりたいことを見つけたい」と相談に来て、「実は全然違うことに悩んでいる」なんてことも、本当によくありますし。
なので、「何がしたいかわらからない」という悩みの解決って、私は、「オーダーメイド」だと思ってるんですよ。
ただ、そうは言っても、私なりに、「やりたいことが見つかるヒント」は、いくつかあると思っていて、今回は、そんなお話をしたいと思います。
あ、これ、過去記事でもお話したことですが、私、セラピーで、「やりたいことを見つけたい」と相談に来た方に、
っていう質問をすることがあるんですね。
で、この質問に対して、最終的に、
「○○の勉強したいですかね。
といっても、○○を仕事にしたいとまでは思ってないし、
それほどやりたいと思っているわけでもないので・・・」
みたいな、
「薄い気持ち」
を言われる方って結構いらっしゃるんですよ。
でも、私、そういう答えをお聞きすると、「いやいや、そういう薄い気持ちも大切にしましょうよ!」って思うんです。
というのは、この話、最近の私の気づきにもつながってくるんですけど、
私、何かがうまくいった人が、後になってその経験を話す時って、
「実際とはズレた説明をしてしまうことがある」
ってことは常々思ってたんですね。
(そうなる理由はコチラからどうぞ)
でも最近、「私自身がそれをやってたかも」って思ったんです。
というのは、私が心理セラピストを目指した時って、「最初から、やりたい度10みたいな感じでスタートして、ここまでなった」と、自分では思っていたんですけど、
(「やりたい度」の意味がわからない方はコチラからどうぞ)
「やりたい気持ち」のわかり方
よくよく考えてみたら、そうではなくて、最初は、
「心理セラピストになるなんて、そんなことできるのかな。この年齢で、そんな夢みたいなこと言っていいのかな」
「こんなに有名なカウンセラーやセラピストの方が他にいるのに、今さらオレなんかがやる意味があるのかな」
とか思って、2ヶ月くらいはモジモジしてたんですよ。
今にして思えば、そのモジモジしていた当時の私って、「やりたい度3」くらいで、心理セラピスト一直線!」みたいな感じでは全然なかったと思うんですね。
でも、私のその「やりたい度」に変化が起きたのは、ある心理学の講座を見学に行った時、内容があまりにもおもしろかったのと、
そこに来ている参加者の方たちが、優秀でステキな方ばかりだったので、
「うわ!もっと学びたい!」って思って、そこで「心理セラピストになりたい」の「やりたい度」が一気に上がったんですね。
なので、私の場合、「心理セラピストになりたい」とは思ってましたけど、最初は、それこそ「薄い気持ち」だったわけで、
でも、その「薄い気持ち」も無視しないで、それに見合った行動(心理の講座を見学する)をしたら、自然に「やりたい度」があがって、今に至るって感じなんですよ。
でも、もし私が最初に、
「心理セラピストになるなんて、そんなことできるのかな。この年齢で、そんな夢みたいなこと言っていいのかな」
「こんなに有名なカウンセラーやセラピストの方が他にいるのに、今さらオレなんかがやる意味があるのかな」
みたいに思っている時、
「心理セラピストになりたいなんて、その程度の気持ちだから」
「他の人と比べたら、全然だから」
みたいに、「薄い気持ち」をジャッジしてしまって、心理学の講座を見学に行くっていう「行動」をしなかったら、私は、心理セラピストになっていなかったと思うんです。
あ、で、ここからが問題なんですが、考えてみたら、私が心理セラピストになる経緯を人に話す時って、
「最初から、やりたい度10だった」みたいに聞こえるように話してたんじゃないかって思ったんですよ。
本当は、「やりたい度3」 → 「やりたい度10」みたいなプロセスがあったのに、その説明を、自分でも気づかないうちに端折ってたんじゃないかと。
でもそうすると、もしかすると私の話を聞いた方は、
「やりたいことって、最初から「やりたい度10」みたいな感じになるんだな。そうじゃないものは、「やりたいこと」って言えないんだな」
みたいに伝わってしまったんじゃないかと思ったんです。
キャー!スミマセーン!
あ、ということで、最近そんな私自身の気づきもあったので、ますます、
「薄い気持ちも大切にしましょうよ!」
って思うんですね。
だって、世の中って、無数にモノゴトがあるのに、たとえ薄かったとしても、そのうちに「ナニか」にあなたが興味を持つって、ある意味、キセキというか、
それを確かめないのって、もったいないと思うんですよね。
さ、ということで、こんなふうに私自身のことを振り返っていて思ったのは、
「あ、そうか、世の中のやりたいことが見つかっている人って、ごくごく当たり前のように、そういう薄い気持ちも大切にして、そのやりたい度に合わせた行動をするってことを、日々淡々とやっているんだな。
逆に当たり前過ぎて、自分でそうしていることさえ気づかないから、人に「これがやりたいことが見つかるコツだ!」とか、あえて言わないんだな」
って思ったんですよ。
でも、ホントそう思いません?
「やりたいこと」って、「何かすると魔法にように見つかる」とかではなくて、こういう、ごくごくふつうなことを「淡々と」続けることで、あるタイミングで「やりたいこと」に出会うんだと思うんです。
逆に、「やりたいことが見つかる方法」があるとしたら、これしかないと思うし、
「(これ以外の)やりたいことが魔法のように見つかる方法があるじゃないか」みたいに思って探しまくったりしちゃうことが、よけい「やりたいこと」を見つからなくしてるんじゃないかって。
なので、私が思う、「やりたいことが見つかるヒント」って、
「薄い気持ちであっても大切にして、そのやりたい度に合わせた行動をする。そして、それを淡々と続ける」
ってことだと思うんです。
いやぁ、なんとも地味なヒントだなぁ。(笑)
あ、でもですね、実際は、
「薄い気持ちであっても大切にして、そのやりたい度に合わせた行動をする。そして、それを淡々と続ける」
ってことをしても、空振りに終わることも多いと思うんですよ。
「あれもダメ、これもダメ」みたいになっちゃて、そういうこと続けていくのもイヤになっちゃうみたいな。
では、そういう時どうすればいいかというと、「薄い気持ちも大切にして、そのやりたい度に合わせた行動をする」ってことをやめちゃえばイイと思うんですよ。
「は?お前、なに言ってんの?それをやるのがイイって言ったり、やめちゃえって言ったり、どっちかわからないだろ!」ですって?
そ、そうですねよね・・・
と言いたいところですけど、私のワナにひっかかりましたね。(笑)
私は、そういう「やりたくない」って気持ちもちゃんと大切にできるってことも、「やりたいことをする」ってことだと思うんです。
ある意味、「やりたくない」という「やりたい」をするというか。
というのは、前の記事でもお話しましたけど、私、「やりたいことが見つかるかどうか」って、最終的には、
「今の自分を受け入れているかどうか」ってことが大きく影響する
って思っているんですよ。
なぜなら、「やりたい」という感覚って、
「今の自分」が感じること
ですよね。
なので、
「今の自分を尊重できてないと、「やりたい」という感覚をキャッチできない」
と思うんですよ。
でも、セラピーでお話を聴かせていただくと、
「今の自分が認められないから、やりたいことを見つけたい。それが見つかっている自分であれば認められる」みたいな、
自分自身への無価値感から目を背けるために、「やりたいこと」を探しているって方とかって多いんですけど、
そういう動機で「やりたいこと」を探すのって、まさに、
「今の自分を受け入れていない」
「今の自分を尊重してない」
ってことですから、「やりたいこと」が見つかりにくくなると思うんですよね。
(まだその理由がわかりづらい方は以下の記事をどうぞ)
なので、「やりたくない」っていうのなら、「やりたくない」も尊重していいわけなのに、そういう「やりたくない」って気持ちを尊重できない方って、
私は、
「やりたいことを見つける以前のことで、つまずいているのかも?」
って思うんですね。
ということで、今回の記事は、わかるような、わからないような記事になってしまいましたが、
「薄い気持ち」があるなら、それを尊重して、「やりたくない気持ち」があるなら、それも尊重して、
そうやって日々淡々と「今の自分を尊重」していく先に、「やりたいこと」って見つかるんじゃないか、
てな話でしたとさ。
それでは今回はココまでにします。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!