「○○すべき」で動くことが、
多いあなたも
多くないあなたも
こんにちは。
「西郷どんに似てる」と言われて「オッ」と思ったのに似てるのは、「存在が」ではなく、「銅像のシルエットに」という意味だとわかって無表情になり杉田です。
(前に「ウルトラマンに似てる」と言われた時も、「存在が」ではなく「顔が」という意味だった)
1週間お疲れさまでした!
えーと、このブログでは、
「「したい」と「すべき」は違う。でも、その区別ができていない人がいる」
って話って何度もしていますよね。
で、今回の記事では、
「じゃあ、その「すべき」の正体ってどんなものか?」
ってお話をしたいと思うんですけど、
仮に、大学進学を目指している、Aさん、Bさん、Cさんという、3人がいたとしましょう。
以下、それぞれの気持ちです。
Aさん
「ずっと海外の大学に留学する日を夢見ていた。ようやくその日がくる。アメリカで○○の勉強するぞ!」
Bさん
「別に大学に興味はないけど、就職のこと考えると、なるべく良い大学の良い学部に入っておかないと」
Cさん
「一流大学行けない自分なんて許せない!受かって、みんなからスゴイって言われたいし、そうなれなかったら、自分が恥ずかしい」
で、ですね、このAさん、Bさん、Cさんの3人が、もし誰かから、「大学行きたいですか?」って聞かれたら、
おそらく、「行きたいです」って答えると思うんですよ。
でも、Aさん、Bさん、Cさんそれぞれの「(大学に)行きたいです」って、ちょっと言葉のニュアンスが違いますよね。
まず、Aさんの
「ずっと海外の大学に留学する日を夢見ていた。ようやくその日がくる。アメリカで○○の勉強するぞ!」
っていう言葉ですが、これは、大学に行くのを楽しみにしている気持ちが内側からにじみ出ていて、
自分が「大学に行く」ってことに対して、少しも「ひっかかりがない」感じですよね。
もしこのAさんの気持ちを「大学に行くべき」と表現するとヘンなので、
このAさんの気持ちって、純粋な「大学に行きたい」って言えると思うんです。
次にBさんですが、
「別に大学に興味はないけど、就職のこと考えると、なるべく良い大学の良い学部に入っておかないと」
という言葉から、ここでのBさんが大切にしているのは、
自分の「したい/したくない」っていう「カラダの感覚」よりも、(人生が)「うまくいく」ってことのほうだと思うんですよ。
なので、Bさんの気持ちをもっと正確に表現するならば、
「大学に行きたい」というよりは、「大学に行くべき」と言ったほうが、しっくりくるのではないでしょうか。
で、最後にCさんですが、
「一流大学行けない自分なんて許せない!受かって、みんなからスゴイって言われたいし、そうなれなかったら、自分が恥ずかしい」
というCさんの言葉から、
きっと本人は、「大学に行きたい!」って思っていると思うんですよ。強い気持ちで。
ただ、
「一流大学行けない自分なんて許せない!」
「そうなれなかったら、自分が恥ずかしい」
という言葉があるように、
「人からの評価が得られない自分はダメ」
って思っているところがあって、
一流大学に行く動機が、「自分の欠乏感を埋めるため」なんですよね。
なので、本人に自覚があるかないか別にして、「(一流)大学に行きたい」というより、「(一流)大学に行くべき」っていう気持ちが多分に含まれていると思うんです。
そうなると、このCさんの「大学行きたい」は、Aさんのように純粋な「大学に行きたい」ではないですよね。
ね、こうやってAさん、Bさん、Cさん、3人を見ていくと、
人は、「○○したい」と言ってたとしても、実際のニュアンスは、「したい」と「すべき」が含まれる量が、それぞれ違ってるのがわかりますよね。
でも、そのへんのことを本人はあまり意識できてないから、Bさん、Cさんみたいな人は、
「あれ?やりたいことだと思ってたはずなのに、なんでやれないんだろう?」
みたいになって、
「自分のやっていることが、やりたいか、やりたくないか、わからない」
なんて思ったりするんですよ。
あ、で、冒頭の話に戻って、「「すべき」の正体ってどんなものか?」ってことですけど、
「すべき」には、
・(Bさんのように)うまくいく
・(Cさんのように)人からの評価
というものが含まれているってことなんですよ。
なので、「○○すべき」という行動が多い人って、良くも悪くも、
「うまくいく」
「人からの評価」
のどちらか、または両方を重視する傾向があるってことなんですね。
で、結局、私のセラピーに来られる方って、・・・
☆彡
ん?
(トス)
ウッ!
おー、かなり久々くのいち登場!(笑)
(「☆彡」や「くのいち」の意味がわからない方はコチラをどうぞ)
「正ネガ」4つのお約束
この先を書いていたら、だいぶ長くなくなってしまったのでいったんここで切ります。
続きは、もう少し先にアップしますねー。
それでは今回はココまでにします。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!