「相手の立場に立つ」ということが、
得意なあなたも
苦手なあなたも
こんにちは。
「ゆで卵むける?」と聞かれて相当ダメな奴だと思われていることに気づき杉田です。
1週間お疲れさまでした!
えーと、いきなりですが、今回の記事は、
「相手の立場に立つ」
ということについてお話したいと思います。
あ、この「相手の立場に立つ」って話ですけど、実際は、自分は、「相手」にはなれませんから、
「相手の思っていることは、わからない」という前提はあると思うんですよ。
でも私は、「相手」が思っていることを、
ある程度近いところを想像できる人と、
そうでない人がいると思っていて、
その得手不得手って、わりとはっきり分かれると思ってるんです。
私のセラピーにも、相手の立場に立つのが苦手な方が多く来られるようで、
「仕事で、「もっと相手の立場になって考えろ!」って、いつも言われてます」
「仕事の時、いつも、「気が効かない!」って怒られます」
みたいな話をされる方って多いですし、そもそも、
「相手の立場になるってことの意味がわからない」
なんて言われる方もいらっしゃるですよね。
たしかに、「相手の思っていることは、わからない」ものですけど、
仕事だと、「言われなくてもお客さんや上司の求めていることをする」みたいなことを求められたりもしますから、
「相手の立場に立つ」のが苦手だと、いろいろ怒られちゃったりして、ツライ思いをするみたいなんですよ。
さ、では、ここからは、そういう「相手の立場に立つ」のが苦手な方が、
「どうしたら相手の立場に立てるようになるか」
って話をしたいと思うんですけど、
結論からいうと、
「実際に体を動かして、相手になりきってみる」
ってことをするとイイんですよ。
あ、これ、どういうことかというと、ちょっと私の昔の話をさせていただきますと、
私、オーストラリアでツアーガイドをしていたことがあったんですね。
で、ある時、研修で、「日本から来たお客さんに、ホテルの使い方を説明する」っていうテストがあって、私は、おずおずとホテルの説明をしたんですけど、研修を担当していた先輩が、こう私に言ったんです。
「必要なことは全部説明できているけど、もっとわかりやすく説明できるぞ。
こういう時は、お客さんの立場になるといいんだよ。まずお客さんは、ホテルの部屋に行くと何をする?
まず鍵を使うだろ?
だから最初に、鍵の説明からする。
次にお客さんは何をする?
部屋に届いている荷物を確認するよな。
だから次に荷物の説明をする。
次に・・・・今から自分が「日本から来たお客さんになったつもり」でホテルの部屋に行ってみろ。
そうすれば、どういう順番で説明すればいいかわかるから」
って言われたんです。
この先輩の言葉、当時の私にはとてもインパクトがあって、
実際、私が、「日本から来たお客さんになったつもり」でホテルの部屋に行ってみたら、「どういう順番で何を説明したらいいか」が、すごくハッキリわかったんですよ。
あ、私、みなさんから、「説明がわかりやすい」って言っていただけることって多いんですけど、そう言っていただけるのは、間違いなく、この時の先輩の言葉のおかげだと思っています。
あ、で、この、「実際に体を動かして、相手になりきってみる」っことをやる時のポイントなんですけど、
やっぱり、
「実際に体を動かして」
ってところなんですよ。
多くの人は、頭で、「相手が思っていることを想像する」ってとこまではすると思うんですけど、「実際に体を動かして」ってことまではしないと思うんですね。
でも、それをあえてやるというか。
あ、これって、「刑事ドラマ」の刑事が、殺人現場で、
「犯人の立場」や「被害者の立場」になって、床に寝っ転がったり、そこから見える景色を確認したりするじゃないですか。
で、そこから新たな気づきを得るみたいな。
「実際に体を動かして、相手になりきってみる」って、そういうことをするイメージでしょうか。
あ、そうそう、そういえば、私の知っている、すごく優秀な方の話なんですけど、この、
「実際に体を動かして、相手の立場になりきってみる」ってことを実践されている方がいて、
会社に上司や同僚がいない時とかに、「こっそり上司のイスに座ってみる」ってことをやっているんだそうですよ。
で、実際に上司のイスに座って、上司になりきって、「自分の席にいる自分(本人)」を見てみると、「上司が自分に何を求められているかわかる」んだそうです。
あ、私のセラピーでも、「両親のこと」を扱う時とかに、「実際に体を動かして」、親になりきってもらったりすることもあるんです。
そうすると、
「お母さんから見ると、自分はこう見えていたのか!」
「お父さんは、こういう想いで自分を育てていたのか!」
みたいに、新たな気づきを得られるし、
「自分でも親でもない第三者の立場」にも「実際に体を動かして」なってみると、そこで起きていることを冷静に見れたりするんですよね。
こうやって、たくさんの立場、たくさんの視点から見れるようになると、モノゴトに対して、
「そうなんだ!」という気づきが起きたり、
「こうすればいいんだ!」みたいな、
いろいろなアプローチができるようになるんですよ。
さ、ということで、話がウネウネしてしまったので、最後にまとめますと、
「仕事で、「もっと相手の立場になって考えろ!」って、いつも言われてます」
「仕事の時、いつも、「気が効かない!」って怒られます」
なんてことが起こる、
「相手の立場に立つ」のが苦手な方は、
頭で考えるだけではなく、
「刑事ドラマ」の刑事のように、「実際に体を動かして、相手になりきってみる」
ってことをしてみると良いですよ、
てな話でしたとさ。
それでは今回はココまでにします。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!