人と一緒に過ごしている時、
寂しく感じるあなたも
寂しく感じないあなたも
こんにちは。
脳内のグルーピングの話になった時、私の属している位置が、「クマのプーさんとカピバラの間にいる」と言われて「やっぱりそういう位置づけか!」と思い杉田です。
1週間お疲れさまでした!
えーと、人って、「人はそれぞれ違う」っていうことはアタマではわかっていても、つい、
「相手も自分と同じはずだ」
って思ってしまうことってありますよね。
「こういう時は、こうするはずだ」とか
「こういう時は、こう思うはずだ」とか。
私も、日々セラピーでいろいろな方とお話をすることが多いので、自分が当然のように「相手も自分と同じはずだ」と思っていたことが、
「違うんだ!」って気づかされることがあってハッとするんですよ。
で、今回の記事は、そんなふうに、私が、「これは人によって、こんなにも違うのか!」ってハッとしたことをお話したいなと思います。
あ、では、いきなり小話から入りますが、家の居間に、A、Bという2人がいたとしますよ。
この2人の関係は、夫婦、またはカップルにしましょうか。
で、Aは、Bに対してコミュニケーションを取りたいと思っています。
ところがBは、さっきからずっとスマホを見ているので、
Aは、
「Bが、かまってくれなくて寂しいな。じゃあ、私は自分の部屋で本でも読むとするか」
と思って別室に行きました。
すると、Bは、
「Aが他の部屋に行っちゃうなんて寂しいな」
と思いました。
小話は以上です。(笑)
エッ、「ハ?何この小話。意味分かんない!」ですって?
そ、そうですよね。実は、この小話からお伝えしたいことは、
「人と一緒に過ごしている」という感覚って、人によって違う、
ってことなんです。
これ、どういうことかというと、ここでのAは、同じ部屋で、一緒に話すとか、一緒に何かをしていないと、「その人と一緒に過ごしている」っていう感覚にならないんですね。
だから、同じ部屋にいても、別々のことをしていると、さびしく感じる。
(↑私もそういうタイプです)
でもBは、同じ部屋にいれば、一緒に話したりしなくても、「その人と一緒に過ごしている」っていう感覚があるんですよ。
でも、別室に行ってしまうと、それがなくなって、さびしく感じる。
これ、どっちがヘンとかじゃなくて、
人によって、「その人と一緒に過ごしている」って思える感覚って、けっこう違う
みたいなんですよね。
Aのように、同じ部屋で、一緒に話すとか、一緒に何かをしていないと、「その人と一緒に過ごしている」っていう感覚になれない人もいれば、
Bのように、同じ部屋にいれば、別々のことをしていても、「その人と一緒に過ごしている」っていう感覚がある人もいれば、
同じ部屋ならぬ、「同じ家」にいさえすれば、話したり、一緒になにかしなくても、「その人と一緒に過ごしている」っていう感覚がある人もいるみたいなんですよ。
(こういう人を「C」としましょう)
あ、もちろん、ABC以外にも、いろいろなタイプの人がいるんでしょうね。
なので、そういう違いがあると、こういうことが起こったりするんですけど、
あ、よくいるじゃないですか、口下手でそんなに話さないタイプのお父さんて。
マイペースで自分の世界に閉じこもっているような。
そういうお父さんの子供の中には、「お父さんが、ほとんど話しかけてこないから、自分は関心を持ってもらえなかったんだ」って思って、寂しい思いをしていることってあるんですよ。
でも、その人が大人になって家を出ると、お母さんづてに、「あなたが家を出てから、お父さんがすごく寂しがっている」なんて話を聞いて、
「エッ、お父さん、私なんて興味がないと思っていたのに、寂しがっているの?」って驚いた、みたいな話を、クライアントさんからお聴きすることがあるんです。
そういうのって、きっとお父さんは、Cタイプというか、
「同じ家」にいさえすれば、話したり、一緒になにかしなくても、「その人と一緒に過ごしている」っていう感覚がある人
だったんじゃないかなと。
ただこういうのって、子供の立場からは、なかなかわかりづらいことで、
「自分が悪いから・嫌われているから、お父さんに関心を持ってもらえないんだ」
なんて思い込んでしまって、そこから悩みが生まれたりすることもあるんですよ。
(そんな話はコチラからどうぞ)
あ、でもそういう悩みは、セラピーで改善していけますからね。
さ、ということで、最後にまとめますと、
「人と一緒に過ごしている感覚」って、人によって違うようなので、
あなたが近い関係の人と一緒にいてモヤモヤすることがあるなら、相手の人の「人と一緒に過ごしている感覚」を確認してみると良いですよ。
あなたが「エッ?」と思う行為も、相手は悪気があってやってるわけじゃないことが、わかったりすることもありますよー
てな話でしたとさ。
あなたが「人と一緒に過ごしている」って思える感覚は、
A or B or Cタイプ?
それとも他のタイプ?
どんな感じですか?
それでは今回はココまでにします。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!