「正しく悩む技術」を
もう購入されたあなたも
まだ購入されていないあなたも
こんにちは。
処女作の発売にコーフンを隠せなさ杉田です。
1週間お疲れさまでした!
えーと、おかげさまで、本日、10月18日、私の処女作、
正しく悩む技術: 「なんとなく……つらい」あなたを救うヒント
が発売になりました!
ワーイ!ワーイ!
ここまで応援してくださった「正ネガ」読者のみなさん、本当にありがとうございました!
今は本当にウレシくて、マゲを結って、お城の天守閣で高笑いしたいような気分ですよ(笑)。
正しく悩む技術
「なんとなく…つらい」あなたを救うヒント
「悩み」に関しては何が大切なのかというと、
「悩み」をなくす、というよりは、
「悩みがあっても、それとうまく付き合っていける」
ということだと思います。
(「はじめに」より)
悩んでいる時に、「悩みを扱った本」に助けを求めることがありますよね。
ところがそういう本の内容は、「小さなことは気にするな!」とか、「本気で決断すれば何でもできる!」とか、ものすごい「正論」が書いてあることがありませんか?
それができないから悩んでいるというのに。
また一方で、何でもかんでも「あなたのありのままでいいですよ~」みたいな本も結構たくさんありますよね。
悩んでいる時というは、「何かが足りない」と感じている時ですから、根拠なくそんなに全面肯定されても、どこか物足りなくありませんか?
そういった既存の本に対する憤りが、この本を書かせたように思います。
ということで、私が本書を書く上で意識したことは、
「ただ正しいことをアドバイスすればいいってもんじゃない」
「ただ全面肯定していればいいってもんじゃない」
ということでした。
基本的には、私が心理セラピストとして活動してきた中で思ったことを、居酒屋で友人にウダウダ話すような感じで書いています。
ですから、ポジティブ過ぎる正論や、「それ、お前しかできないだろ!」というようなことは書いてありません。
むしろみなさんが簡単にできることばかり書いています。
また、全面的に「ありのままでいいですよ~」のように、ただ放っておくこともしません。
“こんな時はどう考え、どうすればいいか”ということの具体的なヒントもあります。
教科書のような本ではなく、実践的な「役に立つ本」です。
日本を代表するビジネス本の書評家である、松山真之助さん(KIT虎ノ門大学院客員教授、東京藝術大学非常勤講師 )が発行するメルマガ、「Webook of the Day」でも、数ある新刊本の中から選ばれ、★★★★★の評価をいただきました!
あ、で、私、最近みなさんから、「どうやって出版したんですか?」ってよく聞かれるんですよね。
なので今回の記事では、私が出版に至るまでの経緯をお話したいと思います。
そう、あれは昨年の11月のことです。
私は寝ている時、こんな夢を見ました。
どこかの本屋さんで働いている夢なんです。
私はレジに立っているのですが、レジの使い方がわかりません。
それなのに、目の前にはお客さんがたくさん並んでいます。
そして、「早くしろ!」って怒鳴ってくるんです。
私はどうしていいかわからず、オロオロ。
でも自己流でレジを打とうとします。
そこで夢は終わり・・・
で、その夢を見た日、ある出版社から、「出版企画についてお話したい」というメールをいただいたんですよ!
あっ、でも、実は夢って、「無駄がない」そうなんですよ。
つまり、もしあなたの夢に「Aさん」という人が出てきたら、そこに「Aさん」が出てこなくてはならない理由が、あなたにあるし、
もし場所が「森」なら、そこが「森」じゃないといけない理由が、あなたにあるんですって。
夢って、「夢にヘビが出てきたら、どうとかこう」とか、そんな単純なものではなく、
夢は、自分から自分へのメッセージを「暗喩」として伝えているんだそうですよ。
ということは、私が夢で「本屋さんにいる」というのもなんか意味がありそうで、もし無理やりこじつけるのだとしたら、
私の無意識は、私が出版しそうなことを知っていて、夢で教えてくれたのかな、とか、
「早くしろ!」と怒られているのは、「お前を待っている人はいるし、もう準備は十分だから、早く出版しろ!」という意味かな、なんて捉えることもできるかなと(笑)。
まぁ、こういうことには正解はないですから、いくらでもモーソウできるんですけど(笑)。
おっとっと、随分と話が飛んでしまいましたね。
で、私に出版の話をくださったのが、コチラの出版社でした。
↑ このHPを見ると、ビックリしません?(笑)
公務員試験の対策本で有名な出版社なんですよ。
最初、「な、なんでこんな堅い出版社が私に・・・」って不審に思いましたからね(笑)。
でもHPを見ていたら、公務員試験の対策本以外にも、心理学の本やその他の本も結構出版されていて、アマゾンのリーダーシップ部門で1位になった本で、私も買おうと思っていた、
も、こちらから出版されていることがわかったんです。
それを知って、「お~!」って思ったんですよ。
で、その後、早速、私は編集者のSさんと、渋谷で打ち合わせをしたのですが、これがまたSさん、なんとも誠実な方でいらして、私のHPのコピーや「正ネガ」ベスト版に、ものすごくたくさんの付箋をつけて、来てくださったんです。
「ここまでチェックしてくださったのか・・・」って感激してしまいました。
Sさんは社内で、編集部 → 制作部 → 最近また編集部と移動された方で、制作部にいた頃から、今回の本、「正しく悩む技術」の企画を長年暖めておられたそうなんです。
編集に戻った今、暖めていた企画の著者を探していた時、たまたま私のHPに行き当たり、「この人に!」と声をかけてくださったんだそうですね。
うれしいなぁ。
だから私から企画を売り込んでいたわけではないんですよ。
で、企画内容をお聞きして、素晴らしかったので、私は「是非やらせてください!」とお伝えしたのですが、私のような無名の著者には、社内で企画審査があるんですって。
まずは、編集部内の企画会議をパスし、その後、社全体の企画会議をパスしないと、「出版OK」が出ないんだそうです。
そこで、私は、プロフィール、目次案を提出し、2ヶ月間待ちの状態になりました。
で、2つの会議を通過して、ようやく「出版OK」が出たのが今年の1月で、私は2月から執筆に入ったというわけです。
その後は、本を書くって、本当に大変でした。
私のまわりで、出版をされている方が何人かいるのですが、みなさん口をそろえて、
「もう二度とやりたくない」
「気がヘンになりそうだった」
「円形脱毛症になった」
なんて言うんですよ。(笑)
私も覚悟はしていたのですが、もうホントその通りでした。
私も髪がすっかり坊主に・・・アッ、それはいつもか!(笑)
でも冗談抜きに、普段そんなこと思わないのに、執筆中は、
「イヌやネコと遊びたーい!」
なんてずっと思っていましたからね。(笑)
相当追い込まれていたんでしょう。(笑)
で、私が具体的に何を悩んだかというと、「どのような文体で書くか?」ということなんです。
最初はブログのようなノリで書けばいいんだろうと思ったんですけど、書いてみてわかったのは、本とブログは全然違うってこと。
私のブログって、良くも悪くも「ムダが多い」じゃないですか。(笑)
でも、それはWeb上だからOKで、本として、紙に書いてある内容にムダな話題が多いと、やっぱり違和感があるんですよ。
もしあなたが、「はじめての山登り」という本を買って、全然関係ない話が多かったら、イヤじゃないですか?(笑)
人は無意識に、本に対しては、タイトル通りのストレートな内容を求めているんでしょうね。
ということで、私の処女作、「正しく悩む技術」ですが、いつも通りの口語体で書いてはいますが、ムダをそぎ落としていますので、このブログとはちょっと違った雰囲気です。
ブログでは、なんとなくしか説明してこなかった、「正しいネガティブのススメ」の本当の意味も、ちゃんと説明しています。
本の出来について、編集者のSさんからは、
「すばらしい完成度です。読み終えたあと、しばらくぼーっとしてました。それから、じわじわと、なんだかすがすがしい気持ちになってきました。全体の流れ、細部の言葉、よく練られていて感動しました。」
なんてメールをいただいたのですが、私自身は7ヶ月ドップリ浸かって書いたので、もう全然客観的には見れないんですよ。
ただ言えるのは、私がバカみたいに一生懸命に、愚直に書いた本だということです。
こういう実用書って、著者がしゃべったことをゴーストライターが書き起こして、著者がそれに校正を加えるといった感じで書くことも多いんだそうですけど、私は、最初から最後まで、全部自分で書きました。
いつも通りのスルスル読める文章ではありますが、1つ1つの言葉をウンウン悩んで、選んで書きました。
あっ、そうそう、本のイラストや写真も、「正ネガ」を読んだこともないデザイナーやカメラマンにお願いするのはサミシーなぁと思って、全部、ブログ読者さんにやってもらったんですよ。
なので、この本はまさに、
盗んだバイクで走れなかった人たちで作った、盗んだバイクで走れなかった人たちのための本
だと思います。
みなさんから長い間、愛される本であって欲しいと願っています!
正しく悩む技術: 「なんとなく……つらい」あなたを救うヒント
それでは今回はココまでにします。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!