「人にバカにされているようで怖い」
と悩んでおられたクライントさんから、
個人セッション(心理セラピー)の後にいただいた感想です。
(ご本人の許可をいただいて掲載しております)
杉田 隆史さま
こんばんは。
△日△時よりセラピーをしていただきました、○○です。
お礼が遅くなってしまい申し訳ありません。さて、48時間経過したわけですが、既にいろいろと気付くことがありました。
まず、転職先に応募書類を郵送いたしました。
あれだけ好きなはずの業界なのに、アピールポイントが浮かんでこず、どこか明後日の方向ばかり向いていた意識が、一点に集中した為か熱い思いが湧き出て止まりませんでした。
一気に書きなぐり、現在はやりきった感でいっぱいです。
こんな気分は久々です。あとは帰りのバスや電車等でいつも感じていた「モヤッ」とした嫌な感じとしっかり向き合いました。
順序立てて考えて行くと、モヤモヤのコアが見えてきて諦めに近い境地に達することも覚えました。
これが向き合うってことなのかなぁ。父や兄弟については、まだあっていないのでわかりませんが、これからゆっくりと「自分らしく」付き合って行きたいと考えております。
でも、やはり母は大好きでした(笑)実のところ私は今までセラピストやカウンセラーの方々を、どこか胡散臭いと思っておりました。大変失礼致しました。
杉田さんには見抜かれていましたけどね。頭でっかちな私はワークも上手く出来ず、そんな私を暖かく見守ってくださり、いろいろなアプローチを試みていただいたことと感じていおります。
いつしか私は心から信じ、こんなこと言ったら語弊があるかもしれませんが、楽しんでいる自分もいました。
今のところこんな感じに、無意識が感情を解放してきてくれています。
これから少しずつ、あの頃の○○を救っていきたいと考えております。杉田さん、本当にありがとうございました。
杉田さんのブログにたどり着いて、本当に良かった。
あの時の私を褒めてあげたいです(笑)お忙しい日々をお過ごしかとは存じますが、お身体ご自愛ください。
そして、これからも私のような一人相撲レスラーを救って頂きますよう、東北の地より願っております。本当にありがとうございました。
> 「モヤッ」とした嫌な感じとしっかり向き合いました。
人は感情をその場で表現せずに、抑圧すると、その感情は「未完了」ということになり、その人の中に残ります。
そして、その抑圧した時と同じような状況になると、その「未完了の感情」が噴出してきます。
特に子供の頃の「未完了の感情」は、その人の一生を左右します。
たとえば、話を聞いてくれない親に内心ものすごく怒っていたのに、それを「その時その場で」表現できなかった人が、大人になって、会社で話を聞いてくれない上司の前で、抑えられないような怒りを感じたりするのもそういうことです。
でも、出てきた感情は、「その時その場で」しっかり表現できていれば、そこで終わります。
小さな子供が「お母さんなんて大キライ!」と言った後、5分後にはケロっとしてお母さんにくっついてくるのは、ある意味、「大キライ!」という感情を抑圧せずに表現できたからだともいえます。
でも時に、いろいろな事情で親の前で感情を素直に表現できず、たくさんの「未完了の感情」を持ってしまう子供がいます。
そういう子供が大人になると・・・・・
セラピーでは、子供の頃の「未完了の感情」を「その時その場に」戻って感じきることで終了させ、「未完了の感情」に引っ張られないようにサポートしていきます。