「人から頼まれたことを断れない」
と悩んでおられたクライントさんから、
個人セッション(心理セラピー)の後にいただいた感想です。
(ご本人の許可をいただいて掲載しております)
杉田さん
今日セラピーを受けた○○です。
ありがとうございました。ヘロヘロになって渋谷駅に着くまでの間、丸刈りでメガネの方を同時に3人も見かけました。
「あっ、杉田さんがいっぱい・・・」
と意識朦朧としながら心の中でつぶやいていました。不思議な体験でした。
今日はとにかく衝撃的な1日で、私、生まれ変わっちゃったんじゃないかというような気がしています。
でも気がしてるだけで、また前と同じ怖さを感じるのかもしれないけど、混乱しちゃうのであまり考えないことにしました。
というか、(良い意味で)あまりその先の不安を考えられなくなりました。占いとかコーチングとかスピリチュアルとかセミナーとか本とか話し方教室とか色々試してきましたが、根本はココ(親との関係)だったのか。
と思うと、もっと早く気づきそうなものなのに、どうして?と少し悔しい気持ちもあるし、今このタイミングでしか気づけないことだったのかもと納得する気持ちもあります。
親には感謝してるし、好きなことをさせてもらってるし、私はそこは問題じゃないと思っていたんですよね。
自分の気持ちを抑圧していたから、それさえも気付けなくなっていたんですよね。小学生から一人でよく頑張ってきたなぁ(笑)
私、サバイバルを経験してる分、強くなってるんじゃないかなぁなんて強気な気持ちも出ています。
強気杉ますか?これから自分の変化が楽しみです。
「お父さんに嫌われても、どんなに怖くても、私は自分の意見を持ちます。言いたいことを伝えます。」
これが自分にとって当たり前のことのような気もしています。
杉田さんのセラピーって本当にすごいです。
何もメモ取れませんでしたが(笑)、
とにかく衝撃的な体験をありがとうございました。また近況報告させてください。
よろしくお願いします。
> 占いとかコーチングとかスピリチュアルとか
> セミナーとか本とか話し方教室とか色々試してきましたが、
> 根本はココ(親との関係)だったのか。
セラピーに来られる方の中に、
「最近、頑張れないんです。私を頑張れるようにしてください」
みたいなことで悩んでいる方がけっこういらっしゃいます。
ふつうに考えてみれば、そういう「頑張れない人」の着地点って、
「頑張れない」 → 「頑張れるようになる」
ってことだと思うじゃないですか。
でも本当の着地点はそこじゃないんですよ。
というのは、こういう悩みを言う人って、「頑張っていない自分には価値がない」と思っていることが多いんですね。
なので、その人が頑張るのは、「価値がない自分を見ないようにするため」であって、本人が心の底からガンバりたいわけじゃないんですよ。
だって本人が本当に心の底からガンバりたかったら、セラピーなんて来なくてもガンバれるはずでしょ?
なので、そういう「本当は頑張りたくない人」をセラピストが頑張らせてしまったら、かえって悩みを深くするお手伝いをしてしまうことになるんです。
それに、もし仮にセラピストが手伝って、一時的に頑張れたとしても、その人の根本は変わっていませんから、今後も頑張れない時、また同じように自分を責めることになリますよね。
なので、そんな人に対しての着地点は、
「頑張れない」
⬇
「頑張ってるかどうかはどうでもいい」
「頑張っても、頑張らなくても、どっちでもいい」
になるようにサポートすることが必要なんですよ。
なのに、「コーチング」のように、本人が「やりたい」って言うからって、なんでもかんでも「目標達成!」という方向にしてはいけないんですね。それが本人をよけいに苦しませることもありますから。
ということで、この、「どうでもいい」、「どっちでもいい」って感覚って、悩んでいる人には、とても大切な着地点なんですよね。
コーチングとか、自己啓発とか、前向きなことをいくらやってもどうにもならない方は、
自分が「何かを達成すること」で救われるのはなく、
「達成しても、しなくても、どっちでもいい」と思えることで救われることがあります。
個人セッションではそんなふうに思えるようお手伝いをしています。