「人と長時間いるのが怖い」
と悩んでおられたクライントさんから、
個人セッション(心理セラピー)の後にいただいた感想です。
(ご本人の許可をいただいて掲載しております)
杉田隆史様、
昨日は「人と長時間いるのが怖い」という悩みで個人セッションしていただきまして、どうもありがとうございました!
自分の中にいろんな種類の葛藤が、もうずっとあり続けていてどこがどうなっているんだか、何がしたいんだかわけが分からなくなっていました。
小さな子どもの自分になって家族を見たときに、いきなり「緊張・不安」という言葉が自分から出てきたことに、
そして、母に対して一番その感情を抱いていたということにすごく驚きました。だって、うちはずっと仲の良い素敵な家族で、お父さんもお母さんもいい人だし、特にお母さんのこと大好きだったし、恵まれた環境で育ったなぁ、感謝しなくちゃなぁって思ってきてたんです。
その一方で、自分の中にわだかまり(未消化の感情)があるのにも、なんとなく気づいていたのですけど、、、
それに向き合うのはやっぱり一人ではどうしたってできませんでした。家族の形に対して、小さいときから緊張や不安を抱えていたなんて絶対自分では気づけなかったし、
当然、感情を完了させることもできなかったです。
杉田さんに手伝っていただけて本当によかったです。私の中でゴールの設定が甘く、しかも人と長時間いられないのは実際私が一人でいるのが好きだからということ(やっと堂々と認められました(笑))も手伝ってか、
最後まで
「自分のことを優先します」
という言葉を気持ちよく受け止めきれませんでしたが、家で一人でもう一度ワークをやってみたのです。そうしたら「自分のことを優先してもいいよ」って言われた小さな子どもの私がちゃんと笑ってくれて、
大人状態(笑)になった自分でもう一度
「私は自分のことを優先します」
と宣言したとき、「悲しい」という感情は起きなくなっていました。家にいる時、人といるとき、相手の何もかもを背負い込んでなんとかしなくちゃと思うことは、急には止められないのかもしれませんが、そうなっている自分を客観視できるような気がしています。
昨日は家族に対して、いつもみたいに気配を感じ取って多大なる気を遣うみたいなことにはなりませんでした♪
そもそも人といるとき、
「勝手になんもかんも背負い込んでなんとかしなくちゃ状態」
になっていた自分に、
「完全に一人相撲だけど本当によくやってたな、そりゃ3時間が限界だよ」
と突っ込めることが新鮮です(笑)
楽になりました。これからの自分の「人づきあい」が楽しみです。
また、心の重荷が出てきたら相談させてください。
長文失礼しました。
たくさんの感謝を込めまして!お忙しいことと思いますが、どうぞご自愛ください。
> 家族の形に対して、小さいときから緊張や不安を抱えていたなんて
> 絶対自分では気づけなかったし、
> 当然、感情を完了させることもできなかったです。
道徳的には、「親に対してネガティブなことを思う/言う」というのは、「良くないこと」とされると思います。
それに「子供は親に無条件の愛を持っています」から、実際に自分の中に、親に対してネガティブな気持ちがあっても抑え込んでしまうんですね。時に自分でも気づかぬうちに。
でも、そうしてしまうことによって、あなたの中に「未完了の感情」が残り、人前でその「未完了の感情」を再現してしまうんです。
セラピーでは、道徳的にどうかとか、良いとか悪いとか、正しいとか間違っているとか、そういうことを抜きに、ただクライアントさんの中に実際に現れる「感情」をありのままに感じていただき、言いたいことがあれば、そのまま言葉にしていただきます。
すると、不思議なことに、なぜか楽になるんですよね。
セラピーでは、そうやって「未完了の感情」を終わらせて、クライアントさんが再スタートするサポートをしていきます。