「普通であることを認められない」という悩み

個人セッション(心理セラピー)体験者の声

「普通であることを認められない」

と悩んでおられたクライントさんから、
個人セッション(心理セラピー)の後にいただいた感想です。

(ご本人の許可をいただいて掲載しております)

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こんばんは。
一昨年のカウンセリング、
そして今年△月のWSでお世話になりました○○です。
はい、あの懇親会でだいぶ飲んだくれていた者です。笑
その節は本当にありがとうございました!

このように連絡が遅くなってしまったこと、申し訳なく思っています。
ただ、今が杉田さんにご連絡をする絶好のタイミングのような気がしたので、その気持ちに従ってみました!(自分の心も少し整理されたので・・・)

まず、結論から言うと・・・

「私、やっと誰とも変わらない、普通の自分を受け入れることができましたーっ!」

急に何だと思われるかもしれませんが、今まで普通の自分を認めることができずにいて苦しかったからなんです。

長い間ずっと、何か特別なことがしたい!人と違うことがしたい!
あなたは違うね(良い意味で)と思われたいって気持ちで一杯だったんです。

そしてそんな人と違うことをする自分に誰か注目してほしい!
っていう欲にまみれて生活していました汗

そういった欲求が良い方向に向かうこともありましたし、
また、人と違うことをして幸せな人生を生きている方もたくさんいると思います。

ですが私の場合、特別であろうとすればするほど
人と違うことをしようとすればするほど、
自分の欲や人と違う人生を生きてる優越感のようなものが満たされる一方で、
どんどん本当の自分が見えなくて、
なんだかわからなくなっていました。

今になって気付いたことなのですが、
私が人と違うこと、特別でありたいと人一倍願っていた理由は
両親の影響が大きいのかもってことです。

今では仲良く暮らしていますが
過去には母が他の男性を好きになったり、
父が隠れて不倫を続けていたりして、
当時子供ながら家族のもろさというか、
夫婦愛の不完全さというか、
言葉に表せない感情にさらされる時期がありました。

普段は勝ち気な父も仕事のストレスと
バラバラになった家族の中に居場所を見つけられず、
心が弱り、自殺未遂をしたこともありました。

大人になった今でも、
私の記憶の中にその光景とその時の感情がまだ残っています。
人間って、強そうに見えてもとっても弱い生き物なんだと思い知りました。

だからなのか、
私は普通でいることの一種の恐怖があったのかもしれません。
人と違う、何か光るものがないといつか飽きられてしまう・・・
最初は好きで想い合っていても、
時がたって一緒にいることに慣れてしまえば
ありがたみも愛情も薄れて、お互い外へ目を向けてしまうんだろうと。
相手も、そして私自身も。

原因は両親のことだけではないとは思います。
特別な存在、人と違うことを望むのは
自分の目立ちたがり屋な性格もあるのでしょうが笑

今、転職活動を始めるにあたって
もう一度杉田さんのブログを読みながら自問自答をしています。

そして今日の夜、ふと外の空気が吸いたくなって
好きな音楽を聴きながら歩いていたら、
心の中で「もう特別になろうとしなくていい。
誰とも変わらない、普通な私でいいんだ・・・」と
なぜかそんな声が聞こえて、その瞬間涙が出てきました。

今まで長い間散々無視し、受け入れず、
こんなの私じゃない!と拒否していた平凡で、
普通な自分自身の声に耳を傾けることが、やっとできました。
(普通って意味もいろいろ解釈はあると思いますが・・・
私は長い間それがつまらないもの、個性のないものだと思っていました)

何か人と違う特別なことをしてこそ私なんだ!って思っている限り、
そうじゃない、特別でもなんでもない自分を否定することになっていたんですね。
ひゃー、自分何様!?笑

まぁ、今も相変わらず、人と違うことをしたい!
注目されたい!って願望はだいぶ強めではありますが笑
まず、なんてことない平々凡々な自分の存在を受け入れられて、
なんだかとても心が軽いです♪

これから仕事も、恋愛も、人間関係も前より楽しく考えられそうです(^^)v

頭を整理するきっかけを与えていただき、
また本当の意味で自分を見つめ、そして大切にすることを
杉田さんの手を借りつつ、自分で実体験することができました!!

心から、感謝しています!ありがとうございます!

これから自分の人生どうしていきたいか、そしてどうなっていくのか、
まだわからないことも多いです。

でもだからこそこれからは、自分の中にある
特別でもない、かっこよくもない自分の
手をしっかり握って一緒に歩いて行こうと思います!!

また悩んだり迷ったりするんだろうなぁ~
それも・・・人生の味なのかなぁ~

杉田さん、またどこかでお逢いしましょう!
その時までに私のレベルが上がっていることを願って・・・笑

そして、
ここまで私のまとまりのない乱文&長文に
目を通していただき、ありがとうございました。

ブログの更新楽しみにしています♪

 

人は、子供の頃の親との関係の中で、いろいろな「思い込み」を持ちます。

> 人と違う、何か光るものがないといつか飽きられてしまう・・・

↑こういうのも、1つの「思い込み」なわけですが、そう思っている本人は、

他人からいくら、「そんなことないよ」と言われても、全然そうは思えなくて悩むんですね。

もちろん、「思い込み」というのは、人を苦しめるだけではなく、役に立つこともあって、

たとえば、「人と違う、何か光るものがないといつか飽きられてしまう」という思い込みは、

「他の人とは違ったユニークことができる」みたいなことでは力を発揮するかもしれません。

また、もし「優秀じゃないと、居場所がなくなる」という思い込みを持っているとしたら、

実際、いつも優秀であろうとガンバって、たくさんの達成があったかもしれません。

でも、年月がたてば、自分でも気づかない間に、人は変わっていったりもするので、昔は役立っていた「思い込み」が、だんだん昔のように役立たなくなってくるんですね。

「今の自分に合わなくなってくる」というか。

そんな時、人は違和感を感じて、悩んだり、苦しくなったりします。

個人セッション(心理セラピー)は、そんな苦しくなったタイミングで来られた方の「思い込み」を緩めることで、その方が楽になるサポートをします。

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