「漠然とした悩みがある」
と悩んでおられたクライントさんから、
個人セッション(心理セラピー)の後にいただいた感想です。
(ご本人の許可をいただいて掲載しております)
こんばんは。
△月△日にセラピーをしていただいた○○です。1ヶ月も何も連絡をよこさなかった僕が言えることではありませんが覚えていて下さっていると嬉しいです。笑
背が低く声の高い、学生の男です。
当日は眼鏡をかけていたかと思います。この1ヶ月間あまりに充実感に溢れ、また刺激的だったため恩も忘れて楽しんでしまいました、すみません。笑
今日、セラピーを受けてからの自分を振り返って、やはり杉田さんにいろいろ伝えたいと思いメールしました。
長く読みづらい文ですがどうかご容赦ください。まず、僕はセラピーを体験する直前まで、
『自分はセラピーを受けるに値しないのではないか、こんな程度の辛さは誰しもが抱えているのではないか』
という不安や、『この漠然とした悩みをどう伝えたらよいのだろうか、そもそも3時間話したぐらいで本当に何か変わるのだろうか』
といった不安をもっておりました。それどころかセラピー中、もっと言えば終わった直後ですら
『僕が思うような反応をしなかったせいで杉田さんを困らせているのではないか、自分は不向きだったのではないか』
と、今見るとツッコミどころ満載な思いを巡らせていました。当然セラピー中は、いろいろなことに気づかせていただきました。
僕の抱えていた悩みにあっという間に輪郭を与えてくださり、今まで如何に自分の気持ちを認めず抑えこんできたかということ、
また何故そうしていたかなど、”生きづらかった理由”を明確にし、扱い方まで教えてくださいました。いやー、自分のことを誰よりも脆弱だと思っていましたが10年以上も自分の本心を否定しながら真っ当な人々の真似事をし続けていたわけですから、意外にタフだったのかも知れません。笑
と、今ならこんな冗談まで言えるのですが、
セラピー終了直後はまだ『杉田さんはすごく優しい方だったし
僕の心の仕組みを教えてくださったけど、
本当に自分を変えていけるだろうか?』
『もしかしたら毎日辛いままなんじゃ、、』
とも思っていました。しかし、そんなものは杞憂でした。
あの日、アドバイス通り帰りに薦めてくださった本を買い、読み始めました。
読書の習慣がない僕でも読みやすく、時間はかかりましたが楽しんで読めました。
そして翌日からはセラピー中
杉田さんに誘導され口にした言葉を思い出したり
本に書かれたことを実践するよう心がけ、
なにより”自分から出てくる感情”を大事にして生活しました。すると毎日発見だらけでした。
自分はこんなものが好きなのか。
こういうことが苦手なんだ。とか、『そんなこと?』と思うようなことばかりですが、そんなことも僕は感じようとしてこなかったみたいです。
そんなふうに1ヶ月過ごして、楽しい時、楽しさに浸れるようになりました。
悲しい時、悲しさに浸れるようにもなりました。辛い時、『あの人は辛くても笑って生きているのだから、
こんなことで傷ついていてはいけない』
などと自分を責めなくなりました。音楽との付き合い方も分かって前より楽しめるようになりましたし、彼女にも素直に、自然に振るまえるようになって仲が深まりました。
そして僕の心にこびりついていた”あの子”のことも不思議と思い出さなくなりました。
もちろん全てが劇的に変わったわけではなく、というか変わる勇気が出せず苦しむこともありますし
短所は短所のままですが、自分の中に『まだまだ。』という気持ちがあるので
きっと乗り越えていける気がします。遠回りな書き方をしてしまいましたが、、
杉田さん、本当に本当にありがとうございました!またお話したいですし自分のことをもっと知りたいので
いつかワークショップにも参加したいと思っています。お体には気をつけてくださいね、ではまた!
> 僕の抱えていた悩みにあっという間に輪郭を与えてくださり、
> 今まで如何に自分の気持ちを認めず抑えこんできたかということ、
> また何故そうしていたかなど、”生きづらかった理由”を明確にし、
> 扱い方まで教えてくださいました。
クライアントさんが、「本当は何を悩んでいるか?」を特定することは、セラピーの序盤で、私が特に気を使っているところです。
たとえば、クライアントさんが、「部屋の片づけができない」と言っているからって、
「どうしたら部屋の片づけができるか?」みたいなテーマでセラピーを進めてしまったら、悩みの本質に迫ることはできません。
クライアントさんの体の反応や、声のトーンなど、非言語の部分を観察して、大局的に悩みを見つけなくてはなりません。
セラピーでは、悩みをうまく表現ができない方の「本当の悩み」を特定するお手伝いをしています。