「悩み」に関しては何が大切なのかというと、
「悩み」をなくす、というよりは、
「悩みがあっても、それとうまく付き合っていける」
ということだと思います。
(「はじめに」より)
杉田隆史の著書です
悩んでいる時に、「悩みを扱った本」に助けを求めることがありますよね。
ところがそういう本の内容は、「小さなことは気にするな!」とか、「本気で決断すれば何でもできる!」とか、ものすごい「正論」が書いてあることがありませんか?それができないから悩んでいるというのに。
また一方で、何でもかんでも「あなたのありのままでいいですよ~」みたいな本も結構たくさんありますよね。悩んでいる時というは、「何かが足りない」と感じている時ですから、根拠なくそんなに全面肯定されても、どこか物足りなくありませんか?
そういった既存の本に対する憤りが、この本を書かせたように思います。
ということで、私が本書を書く上で意識したことは、
「ただ正しいことをアドバイスすればいいってもんじゃない」
「ただ全面肯定していればいいってもんじゃない」
ということでした。
基本的には、私が心理セラピストとして活動してきた中で思ったことを、居酒屋で友人にウダウダ話すような感じで書いています。
ですから、ポジティブ過ぎる正論や、「それ、お前しかできないだろ!」というようなことは書いてありません。
むしろみなさんが簡単にできることばかり書いています。
また、全面的に「ありのままでいいですよ~」のように、ただ放っておくこともしません。
“こんな時はどう考え、どうすればいいか”ということの具体的なヒントもあります。
教科書のような本ではなく、実践的な「役に立つ本」です。
日本を代表するビジネス本の書評家である、松山真之助さん(KIT虎ノ門大学院客員教授、東京藝術大学非常勤講師 )が発行するメルマガ、「Webook of the Day」でも、数ある新刊本の中から選ばれ、★★★★★の評価をいただきました。
↓日本での好評を受け、韓国語版にも翻訳されました。