「個人セッション(心理セラピー)」
「悩みと上手く付き合う方法 」
「自分の心の声を聴く フォーカシグ・ワークショップ」
に参加された方が、シェアしてくださったご報告を以下に掲載します。
(ご本人の許可をいただいて掲載しております)
3月に入りようやく連休(土日)がとれるようになりました。
この季節の浮かれた雰囲気はどこまでも楽しく、なんだか感傷的な気持ちにもなります。2月半ばまではほぼ日夜ぶっ通しで、案の定インフルにもかかり、曜日感覚完全麻痺。
わかったことは人って睡眠足りないとイライラするし、本当に目の下にクマできるし、
暗算すらできなくなるんだぜ(笑)!ってことです。
睡眠まじ大事。
…で、ここまで話すと
大抵ドン引きされるし(大丈夫、私も引いてる)、のに、なんと2年経つんですよ。
びっくりよ。OL時代より1000倍は働いてるし、日夜土日関係ないし、休みないし、給料高くないし(爆)、他人には(特に女性)おススメできない。
こんなんでもなんで辞める気にならないのかなぁって最近よく考えるようになりました。
これって仕事が辛くて仕方ないって人のためのヒントにもなるんじゃないかなぁとも。
(だって今より楽だったはずのOL生活は3ヶ月で根を上げて、
毎日理由なく泣いて、当然彼氏なんてできないし、
過食して、上司には殺意を持ってたし、
失敗したら即死にたくなってた。うわー暗い(笑))ちなみによく「それって向いてるんだね」と言われますが、それはちょっと違う。
というのも、絵に描いたような大雑把・ズボラな私には何かと面倒くs…ごほんごほん、
細やか過ぎて向いてないことばかり。
(ほんとこの仕事できる人ってね、A型多いんですよ(真顔))あと営業ってナニ?って感じだし、
比較対象になる人もないから全部自分の感覚で人と話して、時々敬語抜けてるし、
そんなんでお金扱っててこれで大丈夫かなぁ?
と毎日首を傾げてる。実際「天職!大好き!仕事してたい!もっと知りたい!」とかはなく(驚愕)。
以前ならしてたであろう、知識を深めるための勉強もしない。で、自分なりに答え出しました。
◆『嫌いじゃない』『まぁわりと好きかも』率が高いこと。
◆『嫌いなことはしない』。ないんじゃなくて、なるべくしない(笑)これに尽きるのかなって。
自分の心に嘘ついてまで、しんどいと思うことはしない。
努力なんてしなくていい。仕事で失敗しても、「お前クビだ!」って言われない限り来てOKってことだし、
別に辞めちゃいけないなんて微塵も思ってない。辞めたら近所の本屋でバイトするし、その前に海外旅行行くって決めてる。
スーツなんて着ない。
不機嫌な誰かのために媚は売らない。
感情は我慢しない。
むかつく時はむかつくわー!って言う。
(違う部屋でこっそり、もしくはマスク下で(笑))。
勉強に時間割くよりカフェでほっとする方を選ぶ。それでも嫌いな物が降り掛かりそうな時は、とりあえず周り見渡して傘代わりになるものを探す。
ちなみにその傘が先輩だろうが、社長だろうが捕まえてにっこり。
逃げれない時は「ええー」って嫌がりようを周りにアピール。あとは「怒鳴られたり散々な現場だけど、毎日時間通り起きて行ってるし、それだけでえらい!」ってくらい日常の褒めハードル低くしてる。
よく生きた!って感じ。いいことあれば
「恵まれてるわー」「さすが私!ラッキー!」って思うし、
もし業者さん相手なら「さっすがー!」って言う。
平野レミさんになりきる。
これわりと気分良くなる。
帰りにハーゲンダッツ買っちゃう。前はしっかりしなきゃって気張ってたけど、最近生まれ持ったうっかりが隠せなくなったので、うっかりキャラを全面に押し出すスタンス取ってます。
てへぺろも板についてきました。ほんと記憶力がないので、上司には
「どうも脳みそに障害があるみたいで…」って言ってみたり。
説明が下手でわけわからんって言われては、
「スイマセン日本来テ日ガ浅クテ…」
っていうくらいに開き直ってる(笑)もーなんか色々ハードル低くしようよ。
別に意識低くたっていいよもう。
英語なんて話せなくたってジェスチャーでいけるいける。いかに気楽に生きることが大事なんじゃないのかな。
みんな平野レミさん目指そうよ。
(※レミさん見てると笑えるし元気出ます。すごい人。)長くなりました。やまもおちもなくてごめん。
最近思ったことでした。
この方は、「OL」 → 「商業施設の内装工事の現場責任者」という、女性のいない、肉体的にハードな職場に転職をされた方なのですが、このご報告を読んで、私は、2つのことを思いました。
1つは、この方と最初にお会いした時のことを思い出して、
「あの心配症でモジモジしていた方が、いつの間に、こんなにたくましくなってしまったんだ!」
と笑ってしまったんです。(笑)
結局、「人が強くなる」のに必要なことは、「ガマンする力をつける」とか、「根性を出す」とか、そういうことではなく、
「ここがダメになっても、私は大丈夫だと思えること」
ではないでしょうか。
そういえば、為末さんもブログに、こんなこと書いていましたっけ。
そして、2つめに思ったことは、
「やりたい仕事」がわからない人は、「イヤじゃない仕事」をするといいということです。
↓以下は、「イヤじゃない仕事」を探す時の良いヒントだと思います。
> ◆『嫌いじゃない』『まぁわりと好きかも』率が高いこと。
> ◆『嫌いなことはしない』。ないんじゃなくて、なるべくしない(笑)
セラピーでも、「理想の仕事」を追い求めることをやめた時、「期待しないでやった仕事が、意外としっくりきた」みたいな話はよくお聞きします。
「イヤじゃない仕事」って、自分のイメージとは違って、意外なところにあるのかもしれませんね。